ピートローズ選手の歴代最多安打記録である、
4256安打に王手を掛けていたイチロー選手。
昨日から世界記録への期待が大きく、
各メディアでは大きく報道されてました。
記録更新前から、ピートローズ氏は日米通算での記録に苦言していたり、
球界の各スター選手の間の話題となり、様々なコメントや反応が出てました。
それでも評価の厳しいアメリカにて、
イチロー選手の通算での記録達成は、
「関係ない」と強い信頼を得てます。
イチローがピートローズ並ぶ(歴代最多安打世界記録)
マーリンズのイチロー外野手は15日(日本時間16日)、敵地でのパドレス戦に「1番・ライト」で2試合ぶりに先発出場し、捕前内野安打を放った。メジャー通算2978安打として、3000安打へ残り22本。日米通算4256安打で、ピート・ローズが保持する歴代最多安打記録についに並んだ。
引用:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160616-00010001-fullcount-base
今回もまた1番ライトとアラフォーとは思えないスタメンでスタート。
ここ数日の攻守での活躍で、監督だけでなくファンの信頼も獲得しています。
誰もこの打順に違和感を感じないのが、またイチロー選手のすごさです・・。
イチローは初回、1ボールから先発右腕ペルドモのツーシームをバットに当てた。一塁方向への弱いゴロとなり、捕手のノリスが掴んで一塁に送るも、間に合わず。イチローが一足早く一塁を駆け抜けた。敵地が大きな拍手に包まれ、スクリーンでイチローがローズの記録に並んだことが紹介されると、歓声はさらに大きくなった。引用:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160616-00010001-fullcount-base
これまでにメモリアルな場面ではホームランでの達成が多かったイチロー選手ですが、
今回の記録に関しては本人は特別視していなかったのが、大きいのを狙ってる様子ではなかったです。
しかし、捕手への内野安打・・・今の歳でそれができるということは、この先の強みになるので期待できますね。
それでも、通算でのピートローズ越えに関しては、ホームランに期待したくなっちゃいます。(これまでの流れを見てても)
その後、プラド、イエリッチの連打でイチローは生還。先制のホームを踏んでダグアウトに戻ると、チームメートから祝福を受けた。引用:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160616-00010001-fullcount-base
アメリカメデャアでは前から日本の記録を含めての世界記録に賛否両論。
それでも球場全体及びチームメイトは、その通算での歴代最多安打には感動していたようです。
“ローズ超え”がかかった第2打席は1-1となって迎えた3回。1死走者なしで2ボール1ストライクからペルドモの96マイル(約155キロ)の速球を打ち投ゴロ。さらに、3-2となって迎えた5回は先頭で打席に立ち、フルカウントから外角低めへの96マイルのツーシームで空振り三振に倒れた。
引用:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160616-00010001-fullcount-base
さすがにその試合のうちに世界記録更新とはいかなかったようです・・・。
それでも久々に神々しい存在感を示したことは、日本人にとっては嬉しい光景です。
かつては例年に200本安打を放ち、アメリカの記録だけでもピートローズを超えると期待された男。
イチロー選手本人が特に大きくコメントしてない辺り、これが満足は言い難いように見えます。
イチローの日米通算4256安打へのコメントと海外の反応。2CHとなんJと韓国メディア
若い頃のイチロー選手はピートローズ氏に対して、
「越えてあげたいですね」とピリピリとしたコメントをしていた時期がありました。
しかし、そのような強気のコメントを振り返って、
「青かったんですね」と冷静にコメントし直してます。
ただ、1つ忘れてはいけないのは、
イチロー選手は「数字」だけにムキにはなっていないこと。
ピートローズ氏に対しては、過去の事件も含めて、
人間的に好きでなかった可能性が高いです。
逆に王さんに関しては、数字で越えたとしても、
人間的に尊敬しているため、そのコメントは歴代丁寧でした。
(そのどちらでもない野村氏の出場記録更新の際のコメントの「出続けるだけでは意味がない」は特殊でしたが)
また、最近の通算での記録達間近でのローズ氏も、
コメントや嫌味っぽいことは言い続けてます。
記事によれば、ローズ氏は「イチローの功績にケチをつけようというわけじゃない。殿堂にふさわしいキャリアだ。だが、これじゃいつかは高校時代の記録まで含むようになってしまうだろ」と嫌みをチクリ。「日本プロ野球がメジャーと同レベルと自信を持って言える人はいない。タフィ・ローズみたいにこっちで成功しなかったのに、向こうで活躍した奴が多すぎる。こっちで打てなかったのに、向こうで55本塁打ってどういうことだ?」と日本球界はメジャーよりレベルが下がるという持論を展開している。
引用:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160615-00010001-fullcount-base
確かに!と思いますが、
やはり「人間」を見てしまいます。
ローズ選手が世界的に最高の安打製造器という事実は認めざるおえないですが、
何かスッキリしない部分がありますね。
海外の野球ファンの間では人間的評価はイチロー選手に軍配が上がってます。
キューバや台湾、ドミニカにアメリカ本国・・・イチロー選手の名前と印象は世界的に綺麗です。
今回の日米通算での世界記録に対して、海外のどのメディアも肯定的です。
やはり選手としての信頼や姿勢が、数字以上に素晴らしかった恩恵、日本人としてそこが一番イチロー選手の誇らしい部分だと思います。
ただイチロー選手に厳しいの日本のネット住民・・・。
特になんJやら2chでは冷静なコメントを見ていれば、海外の批判なんて何とも思えません。
しかし、今回の記録に関しては、海外メディアも記録達成前から、
「日本の投手のレベル」
「仮に高卒でアメリカに渡っていた場合は」
と様々な角度から情報を集め、様々な憶測から数字を割り出し、
その結果「偉大」という評価が集まってました。
今回だけに限ってはなんJや2chもまだ優しいなと感じます。
気になるのは韓国メディアですね・・WBCでの誤解があるので、少し厳しそう。
ただ、韓国出身のメジャーリーガーの秋選手が最近になって肯定的なコメントを残していたので、印象は昔よりも明るそうです。
仮にもメディアが厳しめにイチロー選手の安打記録を報じたとしても、
韓国の玄人の野球ファンはもともと実力は認めているため、結局は流されずに「偉大」という結果になりそうです。
歴代最高本塁打の王さんと、歴代最高安打数のイチロー選手と、
第一回WBCの監督とチームリーダーがメモリアルな部分で共演されたのは、
日本人にとってはこれ以上ない、誇らしい歴史だと思って間違いないと思います。