今日、衝撃的なニュースがありました。
それは神奈川の高校野球の歴史に残りそうなほどのことです。
なんと、名門・横浜高校が、県立高校である県相模原に負けたのです!
確かに県相模原は神奈川の公立高校の中では強い方ですが、横浜高校に勝てるようなイメージは持てません。
目次
横浜高校が県相模原に逆転負け!
一体、どんな試合展開で県相模原は横浜に勝つことができたのか?
スコアは8−6と、サヨナラでもなければ極端に荒れた試合でも無さげ。しっかりと競合いの末に横浜を破ったことが想像できます。
第101回全国高校野球選手権 神奈川大会 準々決勝 県相模原8―6横浜(2019年7月25日 横浜スタジアム)
横浜が県相模原に敗れ、4連覇を果たすことはできなかった。
5点を先行した7回、3点を返され、153キロ左腕のエース・及川雅貴投手(3年)を投入も勢いを食い止められず同点。8回にも3点を失って敗れた。
横浜の準々決勝敗退は12年以来。夏の神奈川大会で公立校に敗れたのは97年準決勝の横浜商戦以来。引用元:ヤフーニュース
なんと横浜が誇る全国レベルの投手陣3人が、県相模原打線に打ち込まれてしまったとか。
序盤に大量得点を奪い、いつもの横浜の常勝ペースだっただけに、後半の逆転劇は観客を熱くさせたそうです。
県相模原の関係者だけでなく、神奈川の高校野球ファンからの興奮の声が凄まじいです!
具体的にどんな試合展開だったのか?負けた理由
試合の序盤で県相模原は5失点。横浜のキャプテンで3番の内海君に2ランを放たれた後は絶望的な空気にもなっていました。
それだけに、その後に横浜を追い上げた相模原の精神力は凄まじいものだと思います。
この試合の勝因は、県相模原のエース・天池くんだとされます。
低めに変化球を投げ分けて、横浜打線に長打を許さず、無難なピッチングで逃げ切ったことが勝因だとされています。
また、横浜の投手3人は投げにく横スタのマウンドにて、甘めに入る球が多く、県相模原の打線に痛打されてしまったのです。
試合が終わった後の横浜高校側の県相模原を称える声援は、横スタを感動の空気に変えたそうです。
運とかだけでなく、しっかりと実力で横浜を抑えた、完全なる勝利だったということです。
県相模原は典型的な公立の環境
近頃は公立高校でも野球部に力を入れて、野球部優先で環境を整える学校もあります。
しかし、今日横浜を破った県相模原は、決して特別な公立高校ではありません。
県内有数の進学校で勉強が優先の高校。生徒は午後7時には下校します。
もちろん専用球場や室内練習場はなしで。設備や道具にも限りがあります。
当然、在籍する野球部の選手は全員県内出身で、しかも地元相模原市内出身の子ばかり。
正真正銘の「普通の公立高校」として、あの横浜高校を破ったということです!
精密な配球分析と前日の特守練習
実は相模原高校はベンチに入れなかった選手たちに、敵チームの配給の分析をやらせているのです。
どこのチームでも配給の分析はされていると思いますが、エリート軍団の相模原の分析は一味違ったようです。例えば、首をふった後の及川投手は大抵は変化球を投げるなど、一連の癖まで見抜いていたそうです。
また、横浜との試合が決まった前日は急遽球場を借りて特守をするという徹底ぶり。実際に当日の試合ではノーエラーで試合を終えることができました。
やはり、体も頭も使って努力したからこその勝利だったのですね。