ついに引退を発表したマリナーズのイチロー選手。
昨日の開幕戦での守備交代の演出が壮大すぎて、昨日の時点で引退説が囁かれていました。
しかし、グリフィー氏筆頭に、昨日の開幕戦の時点でのイチロー選手の引退を否定。
実際に次の日の試合のレギュラーメンバーにも選出されました。
それでも、今日の2戦目の試合開始とかぶるタイミングで、イチロー選手が野球人として第一線から去るとMLBニュース経由で伝えられました。そして、この日の試合の後に会見があることも発表されました。
このタイミングではイチロー選手が引退すると決まったわけではなく、メジャーメディアも会見でイチロー選手が何を語るかは内容は分からないとしてました。
試合の途中で昨日の開幕戦と同じように守備についてからの交代。昨日よりも壮大な演出でドーム中のファンと選手がイチロー選手に大声援を送りました。
そして、会見が始まる前にドームに来てるファンに挨拶回り。
その後に会見場まで向かい、よりの00時前ほどに会見が始まりました。
会見の中では印象的な言葉が多く、またイチローさんらしいユニークな語りが多くありました。
目次
イチローの記者会見
イチロー選手が会見場に登場すると「え、こんなにいるの!?」とリアクション。会場が笑いに包まれました。
「まだ出来ることはあったと思う」
「人より頑張ったとはとても言えないが、自分なりに頑張ったとは自信持って言える」
引退の決断に後悔はないかという質問に対し「今日の球場での出来事、あんなものを見せられたら後悔などあろうはずがありません」
「自分の夢中になれるものを見つけて欲しい。向き不向きではなく好きになれるものを見つけて欲しい。それが見つかれば、たとえ壁が立ちはだかっても前に進むことができる。見つからないと壁を見ると諦めてしまうから」
「去年の5月からゲームに出られない状態になって、それを最後までやり続けなければ今日はなかった。記録はいずれ塗り替えられる。でも、あの日々はひょっとしたら誰にもできないかもしれない。 どの記録よりも、自分の中ではほんの少しだけ誇りを持てたことかな、と思います」
「記録や過去の栄光は、越えられていくものだから、毎日頑張って続けていく日々の方が大事。」
イチロー選手が貫いたもの、貫けたものは何でしょうか?「野球を愛したこと。変わることが無かった。子どもの頃からプロ野球選手になるのが夢で叶った。NPB2年間の1軍2軍往復は楽しかった。3年目、仰木監督に使ってもらった年までは楽しかった。」
会見の中で何度も「おかしなこと言ってます?僕?」とかぶせて笑うを誘う。
今後はどうしていくのか?という質問に対して。タレントなどをやるのかという質問。「元イチローになるんですかね?どうなるんですか?」「監督は絶対にないです。これは絶対が付きます。僕は人望ありませんから。」
「アマチュアと交流が持てる。 そこに興味がある。」
「クビになるんじゃないかというのがいつもありました。ニューヨークに行ったときから。マイアミに行ったときもありました。」
引退する場所について「マリナーズ以外ではないと思っていた。昨年シアトルに戻していただいて本当に嬉しかった」
(菊池号泣)号泣中の号泣。笑っちゃいました。何を喋ったかはプライベートということで。アイツが言うなら別にいいですが。」
アメリカのファンについて
アメリカのファンに「最初は厳しかったですよ。1年目は日本に帰れと厳しかった。結果を残した後は言葉でなく行動で示したときの敬意に関しては迫力があった。認めてもらった後はすごく近くなる印象。がっちり関係が出来上がる印象。シアトルのファンとはそれができた、僕の勝手な印象ですけど。
「ニューヨークというのは厳しい場所でした。ただやればどのエリアよりも熱い場所。」
「マイアミという場所はラテンの文化が強い場所で、圧はそれほどないですが、結果を残して行かないと人は決して来てくれない。」
「その土地に特徴があって本当にアメリカという土地は広いな思った。」
「最後はセーフコ・フィールドでなくて申し訳ない気持ちはあります」
ユニークなシャツに関して
「そこはいうと急に野暮っぽくなるから、そこは何も言いたくない。そういうものでしょ(笑)いうと無粋であることには間違いないですね」
支えてきた弓子夫人と愛犬への言葉
「頑張ってくれましたね。一番頑張ってくれたと思います。僕はアメリカで結局3089本のヒットを打ったのですが、妻はおよそ、僕はゲームの前に妻の握ったおにぎりは2800ぐらいなんですよ。これは3000いきたかったです。3000個握らせてあげたかった。僕はゆっくりしたくないですが、妻にはゆっくりしてほしい。」
「今年で18歳になるというしば犬なんですが、流石におじいちゃんになってきてフラフラなんですけど懸命なんですよね。それを見てると自分もがんばらないといけないと。」
「2001年に生まれて我が家にきたんですが、まさか自分が現役を終えるまで一緒に過ごせると思ってなかったので、これは考え深いです。
「妻といっきゅうには本当に感謝の思いしかないですね」
打席内での感覚の変化はありましたか?
「それいる?」「裏で話すわ、裏で!笑」
今まで一番大事だった決断
「これは順番はつけれない、どれも一番ですね」
「01年のポスティングシステムに関しては自分だけの判断ではできなかった。球団にいる誰かを口説かないといけない。まず一番最初に浮かんだのが仰木監督。美味しいご飯やお酒を飲ませばうまくいくと思っていたら本当にうまくいった。ダメだダメだといってたことがお酒の力で変わってびっくりした。やっぱりしゃれた人だなと思いました。仰木監督から学んだことは計り知れない。」
開幕戦と第1回WBC決勝の日付が一緒
「言われて初めて気づいた」特に何もなさそうな感じでした
一番我慢してきたこと
「難しい質問だな。僕は我慢が苦手なんですよ」「僕は自分にできることをしてるだけで我慢してることはない」「体を動かすことを我慢することはありました」「ストレスの内容に行動してきたつもりです。家では妻が色々考えて作ってくれますけど、ロードに出るとめちゃくちゃ、我慢できないからそういうことになってちゃう。」
「今言われたことの趣旨の我慢はなかったです」
「何かおかしなこと言ってます?」爆笑
台湾の皆さんに伝えたいこと(台湾の記者)
「チェンが元気か知りたいですね。チームメイトだったんで。元気ですか?ならよかったです。」
「今のところ予定にないですが、以前に一度行ったことがありますが、心が優しい印象でした。」
大谷ら後輩に託したいものはありますか?
「雄星のデビューの日に引退を迎えたのはなんかいいなと思っていて」「ちゃんとやれよ!って思いですね」
「短い時間でしたけど、すごい良いこで、いろんな選手をみてきたけど左投手の先発ってかわってる子が多いですね。天才肌の人が多い、アメリカでも多い。」
「こんな良い子いるのかなって印象です。でもキャンプ地から日本に飛行機で移動するのですけど、チームはドレスコードのルールがあって黒のセットアップで、」
「二人で流石にジャージはダメだよねって話をしてたんですけど」
「キャンプ地を立つキャンプ地のバスの中でもジャージはメジャーリーガーとしてダメだよねって話してて」
「でも羽田に着いたら雄星は黒のジャージでした、やっぱり変わってます」
「翔平は怪我を治して。大谷はスケールが大きいですが、あのサイズで機敏な動きができる人はいませんから。世界一の選手にならないといけないですよ」
野球の魅力とは?これからの野球をどう見るべきか
「団体競技なんですけど、個人競技、それが面白いところ。チームが勝てば良いというわけではなくて、個人としても結果を残さねいと生きていけない。本来はチームとして勝っていればクオリティが保ててると思われますが、実際はそうでない厳しい部分。同じ瞬間はないということ。これは飽きがこない」
「2001年にきた時と2019年とは全く違う野球になった。頭を使わなくてもできる野球になりつつある。これは現場が感じてる。しばらくはこの流れは続くと思いますが」
「5年・・・10年・・・これはダメだな問題になる」会場爆笑
「頭を使わない野球が(良くない的な?)」
「日本の野球がアメリカに通じる必要はない。日本の野球は頭を使う面白い野球であってほしい。アメリカはその流れ(頭を使わなくなる野球になること)は変わらない。日本はそれを大切にしてほしい」
プロ野球選手として成功して何を得たか?
「何が成功なのか僕には判断できない」
「僕は成功という言葉が嫌い」
「新しい世界に挑戦するというのは勇気がいると思うんですけど、成功すると思うからやってみたい、それができないと思うから行かないという判断基準では後悔を生む」
「行きたいと思うから行くということでないと後悔する。」
「基本的にはやりたいと思うことに向かって行きたいですね」
「こんなものかなという感覚ですかね。それは200本もっと打ちたかったですしできると思いましたし、1年目にチームは〜勝、2年目も〜勝、勝つことは難しくないと3年で思っていましたが、勝つことは難しくて、この感覚を得たことですね」
神戸への恩返し
「税金を少しでも多く払えるように頑張ります」
育成制度に対して提言はあるか?
「詳しくはないですけど」
「将来MLBで活躍するためにできるだけ早くというのもわかりますけど、日本の野球で鍛えられることもたくさんあるのですよ」
「基本動作でいえばメジャーよりも日本の中学生の方がうまいこともありますよ」
この記者の辺りに「聞いてます?」と言ってました。
大谷選手との対戦したかったか?彼の今後に期待してること
「先ほども言いましたが、世界一にならないといけない」
「対戦に関しては僕が投手で彼がバッターで対戦してみたかったです」
「そうなっていくか・・・そこは占い師に・・・」
「サイヤングとホームラン王と、そういう想像をさせる」
野球選手じゃない自分を想像すると
「違う野球選手になってますよ」
「草野球の話しましたよね?」
「それは楽しんでやってると思うんですけど」
「真剣に草野球をやる選手になってるんじゃないですか?」
「聞いてます?」2度目
ここでお腹減ったと発言。時間を聞いてびっくりする。
プロ野球選手を振り返ってみて誇れること
「さっきも同じ質問・・・小林くんも集中力切れてます?笑」
お腹が空いたと連語。
子供の頃のドラ1で契約1億を目指すイチローに
「お前1億円の契約もらえないぞ」会場爆笑
「ドラ1の1億は無理でしたから」
「甘くないぞ」
誤字脱字ニュアンスの違いごめんなさい
会見を聞きながら書いたのですが、ちょっと雑すぎました。
笑いが多くて楽しい会見でした。
文字を起こすとイチロー選手の言葉って誤解されやすいなと感じました。伝えるの難しいです。